Moodle™ ™ 3.0
新しいバージョンでは、授業や学習をよりスムーズに行い、魅力的なプロセスにする、教師、学生、管理者向けの新機能が追加されました。
Moodle™ ™ Mobile
Moodle™ モバイルはAndroid、iOS、Windowsフォン向けの公式モバイルアプリケーションです。このモバイルアプリはMoodle™ バージョン2.4から利用できます。常に改善と開発が行われています。
Moodle™ のモバイルアプリを使用すると、ユーザはMoodle™ のコースをどこからでも受講できるようになります。
モバイルアプリでは次のことが可能です :
- オフライン状態でも、トレーニングコースのコンテンツを閲覧
- モバイルデバイスからコースのアクティビティに参加
- インスタントメッセージやイベント通知を受領
- コース内の他の方にすぐに連絡
- 画像、オーディオ、動画、その他ファイルをアップロード
- コースの成績を確認
- コースの参加者をお使いの電話の連絡先に追加
- コース参加者の電話番号をタップして電話を発信
- Googleマップでコースの参加者を検索
- コースのリソースをダウンロードして確認
- カレンダーでイベントを確認し、リマインダーを設定
アプリは複数の言語にも対応しています。
使いやすさ
スマートで最新のMoodle™ モバイルのインターフェースで、コース教材、アクティビティ、課題に従来よりも簡単にアクセスできます。学生は、インターネットアクセスがなくても後で使用するために様々なコースアクティビティ/リソースにアクセスし、ダウンロードできます。
これにはメッセージ、通知、カレンダー、プライベートファイルに加え、IMSコンテンツパッケージなど、その他の機能からのコンテンツも含まれます。
オフライン機能
授業や学習は連続的なプロセスです。Moodle™ モバイルアプリを使用すれば、特定の機能をオフラインモードで使用できます。
コースのコンテンツに容易にアクセス
学生はコースのアクティビティ/リソースにアクセスしてダウンロードしておけば、インターネットにアクセスすることなく、オフラインで引き続き使用することができます。
さらに、ユーザは複数のアクティビティ/リソースを事前にダウンロードしておくことで、オフラインで使用することができます。次のコンテンツに対応しています: ブック、ファイル、フォルダ、IMSコンテンツパッケージ、ラベル、ページ。
アクティビティ/リソースに関して : ユーザは、以前に閲覧したものであれば、フォーラムの最初の10アクティビティで閲覧することができます。同様に、ユーザがアクティビティ/リソースを事前にアップロードしておけば、オフラインモードでも閲覧することができます: 用語集、評価、チャット、選択、調査、成績情報など。
ユーザは、事前にメッセージ、通知、カレンダー、プライベートファイルからダウンロードしたコンテンツをオフラインで閲覧することができます。
Moodle™ ™ 3.0の最も重要な改善点:
チャット
Moodle™ モバイル新バージョンの優れた機能の1つにチャット機能があります。この機能により、教師と学生間のコミュニケーションが促進され、リアルタイムなディスカッションが可能になります。アプリで動作させる場合、チャットすることもできます。これにより、アプリ動作が速くなり、すべてのモバイルデバイスからのチャットが容易になります。
調査
Moodle™ モバイル新バージョンでは、ユーザはアプリケーションを使用して事前定義された調査を完了することができます。教師はこの優れた調査機能により、学生からデータを収集でき、学生に対する知見を広げて指導方法に反映させることができます。この機能は回答率を上げることができるため、極めて役に立ちます。学生はモバイルデバイスで調査を完了することができます。
選択
選択機能により教師は、コンセンサスの確認やさらには調査のための、特定の対象に関する情報を収集するために複数の選択式質問を提示することができます。また、学生はどのようなモバイルデバイスからでも回答を訂正して、自分の考えに合わせることができます。
新しい問題タイプ
Open LMS 3.0の新しい問題形式には、より優れた評価体験ができるよう設計された、動的で遊び心に溢れた4つの問題形式があります。
不足している言葉を選択する
最初の問題形式は”空語補充”です。この形式の問題では、フレーズや段落を完結させることで学生の理解力レベルを測ります。ボックス形式で表示される問題には複数の選択肢を表示するドロップダウンメニューがあり、学生はその中から回答を選択します。
Drag and drop into text(テキストへのドラッグアンドドロップ)
2つ目の新しい問題形式は”テキストへのドラッグアンドドロップ”です。この問題では学生の分析能力だけでなく、フレーズや段落を完結させる際の根拠を導く能力も評価します。
問題では、複数の回答の選択肢が別のテキストボックスにあります。学生はテキスト、段落、フレーズの空白部に正しい回答をドラッグする必要があります。
Drag and drop onto image(画像へのドラッグアンドドロップ)
3つ目の問題形式は”画像へのドラッグアンドドロップ”です。この問題形式では、学生の連想、関連付け能力を評価します。問題内で、学生は教師がアップロードした背景画像上にテキストや小さな画像をドラッグします。これらの問題は、魅力度評価オプションおよび満足度評価オプションに対応することを目的としています。
Drag and drop markers(ドラッグアンドドロップマーカー)
4つ目の新しい問題形式は”ドラッグアンドドロップマーカー”です。この問題形式では、学生はテキストマーカーを、教師が背景画像上に事前定義した箇所にドラッグできます。これらの問題は、画像上に学生が回答をドラッグする事前定義した箇所がない、”画像へのドラッグアンドドロップ”の問題とは異なります。このように (この場合は画像を使用して) 学生の認識能力を評価できます。
アクセシビリティ
3.0では、以前のバージョンで見られたアクセシビリティに関する複数のバグを修正しました。
アクセシビリティはMoodle™ モバイルの開発において常に最優先に考慮される点です :
- デバイスに関係なく、どのような障害のある方にとってもアクセシビリティが向上。
- ナビゲーションブロックは”Aria Spec”のアクセシビリティ仕様の要求に合わせたもので、完全にスクリーンリーダーと互換性があります。
- スクリーンリーダーを使用する学習者に向けて方程式の読みやすさを向上。
- “Math Viewer”のような新しいツールは、方程式をよりよく理解するために用いられ、正確にその過程を導きます。
Expand Collapse状態 (ナビゲーションブロック)
以前のバージョンで搭載したナビゲーションブロックは”Aria Spec”のアクセシビリティ仕様の要求を満たしていませんでした。Moodle™ ™ 3.0には改善されたブロックのナビゲーション機能が搭載されており、スクリーンリーダーで確認することができます。
Moodle™ のMathアクセシビリティ
JAWSが今ではMathJaxと互換性があるので、特に方程式の読み取りにおいて、Moodle™ バージョン3.0ではその数学関連の課題へのアクセシビリティが向上しています。
今までは方程式を正しく読み取れませんでした。現在、”Math Viewer”と呼ばれる新しい機能があり、これによって方程式を因数分解し、よりわかりやすく理解できるよう正確に導くことができます。注意すべき重要な点は、2つのInternet Explorerの画面を開いておく必要があることです。1つはMathJaxのソフトウェア用、そしてもう1つはMoodle™ のサイト用で、MathJaxによって提供された方程式をエディター (Atto) 上にコピーするためにEditing Featureを起動する必要があり、最終的にはJAWSを実行して作動モードでそれを確認する必要があるからです。
アクセシブルルーブリックの作成と編集
Moodle™ ™ 3.0では、どのような障害のある方にとってもアクセシビリティが向上しました。このバージョンでは、JAWSやNVDAといったスクリーンリーダーからルーブリック (先進的な基準による評価方式) にアクセス可能です。
ルーブリックはユーザがルーブリック内で自分の位置を特定するための見出しと情報を持っています。この方法で、視覚障害のある教師は、作成、編集、そして評価をすることができるようになります。 (これらの操作を実施するために、自分がいるべき位置がわかるようになります)視覚障害のある学生は回答することができ、フィードバックを受けとり、対応するスクリーンリーダーから成績にアクセスすることができるようになります。
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